
多久(たく)
明治32年に「莇原(あざみばる)」の駅名で開業した駅です。
平成19年に高架式の駅として、リニューアルされ、新駅にはバリアフリー対策の一環としてエレベーターが備えられました。
1日平均乗車人員は350人程度です。駅前に商店街があり多久の代表駅です。
● 駅周辺施設
多久聖廟(たくせいびょう)
多久家の四代邑主多久茂文(たくしげふみ)は人材育成に重きを置いた人物で、のちに東原庠舎(とうげんしょうしゃ)と呼ばれる学問所を建て、そのシンボルとして宝永5年(1708年)に孔子像、四配(しはい・顔子、曽子、子思子、孟子)を祀る廟として多久聖廟は完成しました。
聖廟には鳳凰(ほうおう)や麒麟(きりん)、象、龍などが彫刻されています。
また聖廟の天井には、邑の絵師である御厨夏園(みくりやかえん)による見事な蟠龍(はんりょう)が描かれています。
なお春(4月18日)と秋(10月第4日曜日)には聖廟釈菜(せいびょうせきさい)が催され、そのときが廟内の拝観が唯一できる日でもあります。
多久聖廟は創建300年を迎え、平成20年度に「多久聖廟創建300年祭」を行いました。
(多久発着所(多久駅前)よりふれあいバス「循環線」に乗り「多久聖廟」下車、徒歩2分。)
■お問い合わせ:多久市教育委員会 生涯学習課 文化スポーツ係
■TEL:0952-74-3241
東原庠舎(とうげんしょうしゃ)
多久家の四代邑主多久茂文(たくしげふみ)は、多久を治めるにあたり邑民の教育が何よりも必要だと考え、まず、元禄12年(1699)、邑校である東原庠舎の前身の学舎を完成させ、そこに孔子像を安置して学問に適した環境を整えました。
茂文が起こした東原庠舎は朱子学の学校で、明治になるまで、漢学や和学、武芸などの文武両道を教える場として重要な役割を果たしました。
侍の子弟においては修学を相続の条件とするなど、子弟教育を第一にあげていますが、侍以外の者にも入学を許可していました。
身分を問わず学問を志す者すべてを受け入れたことは、当時にあっては画期的であり、注目すべきことだといえます。 (多久発着所(多久駅前)よりふれあいバス「循環線」に乗り「多久聖廟」下車、徒歩2分。)
■お問い合わせ:多久市 財団法人 「孔子の里」
■TEL: 0952-75-5112
くど造り民家『森家・川打家』
くど造りとは、屋根の棟が「コ」の字にまわり、かまど(くど)の形をしていることに由来しているといわれますが、地元では「かぎ屋」と呼ばれています。
くど造り民家は佐賀県南部に分布していましたが、現在はほとんどが姿を消しており、建築学上極めて高い価値を有するものになっております。
(多久発着所(多久駅前)よりふれあいバス「西多久線」に乗り「西多久公民館」下車、徒歩2分。)
■お問い合わせ:西多久公民館
■TEL: 0952-75-2205
西渓(せいけい)公園
自然美と人工美が調和した西渓公園は江戸時代、多久邑女山多久家(家老職)の屋敷跡でした。大正12年に東原庠舎で学んだ実業家高取伊好(たかとりこれよし)氏が巨額の私財を投じて建設整備し、当時の多久村に寄贈したものです。
高取伊好の号を「西渓」と称していたためこの名をとり西渓公園と名づけられました。春の梅に始まり、300本の桜、つつじ、秋にはもえるような紅葉が公園をつつみ、1年中自然の変化が楽しめます。
(多久発着所(多久駅前)よりふれあいバス「循環線」に乗り「西渓公園入口」下車、徒歩1分。)
■お問い合わせ:多久市役所 まちづくり部 建設課 施設管理係
■TEL: 0952-75-4826
多久市郷土資料館
・歴史民俗資料館では、炭坑時代に使われていた道具やまちの産業面にかかわる資料などが展示されています。
・郷土資料館では、古代遺跡からの出土品などが豊富に展示され、各時代に生きた人々の生活をうかがい知ることができます。
また、現在の筝(そう)の源流である筑紫筝を編み出した諸田賢順(もろたけんじゅん)ゆかりの鳳凰の筝や、有田焼の開祖と伝えられる李参平(りさんぺい)が多久で暮らしていた頃に築いた窯跡から発見された陶片なども展示されています。
・先覚者資料館では、東原庠舎に学んだ人々や多久が生んだ歴史上の人物が紹介されています。
特に注目したいのが、廟山文庫と近世の儒学者草場佩川(くさばはいせん)の資料です。これらは、明治から昭和にかけて多久聖廟の維持に一生を捧げた大塚巳一(おおつかみいち)が収集したものです。
廟山文庫には、儒学、孔子論などの漢籍や国書類がおよそ1,500件(約4,000冊)あまりが収集されており、多くの稀少本が含まれています。
(多久発着所(多久駅前)よりふれあいバス「循環線」に乗り「西渓公園入口」下車、徒歩1分。)
■お問い合わせ:多久市郷土資料館
■TEL: 0952-75-3002